夢工房y.b.H

私は半世紀前、北海道十勝の一番東部の町「浦幌」に生まれました。

そこからさらに遡ること半世紀、大正２年春、香川県高松より曾祖父母はまだ７歳だった祖父を頭に三人の幼子を伴い「浦幌」の地に移り住んできました。

すでに核家族が一般化していた当時ですが、父が長男であったため三世代同居の大家族で祖父母の初孫として生まれた私は物心ついた頃より、祖父から移住当時の苦労話を聞いて育ちました。

一年中温暖な香川県から、この北海道十勝へ移住するにあたりそれなりの事情があったものだとは思いますが、まだ２０代後半の曾祖父は「一旗挙げて故郷に錦を」という思いだったのではないでしょうか。

こうして１００年、北の大地に根を下ろし育まれたDNAは私を含め日本中そして世界に羽ばたいています。

祖父は生前よく故郷を訪ねておりましたが、亡くなる１年前位にもう一度先祖の墓参りをしたいと言いながらその思いは果たせぬまま逝ってしまいました。

本来ならば長男の父が祖父に代って墓参りをすべきところですが、脳梗塞の後遺症で車椅子生活のため、明日から母と私が高松への旅に出かけます。

どこから繋がってきたのだろう生命は惹かれあう生命との出会いを幾度も繰り返し、私に届きました。

そしてその生命はまた私から三つの生命へ～　　

自分のルーツを訪ねる旅　　　ロマンを感じます。

土曜日に帯広に戻り、来週一週間、帯広教室のお仕事です。

三日程ブログの更新はできませんが、高松でいいものセレクト探してきますね。

さぬきうどん～さぬきうどん～