私と十勝
私が生まれ故郷である十勝を強く意識するようになったのは、40歳くらいでしょうか。大学のために上京し、結婚、子育てと生活していた中、親の病気がきっかけで十勝へ通うことになりました。そのとき、心の底から「十勝に癒されている」ということに気づいたのです。広く青い空、日高の山並み、命をはぐくむ大地…。夫、両親、そしてわが子が私を支えてくれるように、十勝の全てが私を包みこんでくれる。十勝は私のふるさとであり、私のアイデンティティになっています。
十勝ってどんな所?
西には日高山脈、北には大雪と阿寒の山々、そして南は太平洋に囲まれています。十勝平野は道内で石狩平野に次ぐ大きさです。十勝地方は約10,800k㎡(東京都の約5倍)の広大な土地に、約36万人が生活しています。人口密度が低く、一農家あたりの規模が桁違いに大きいということもあって、道内でもっとも北海道らしい雄大さを実感できる場所のひとつです。
十勝の食べ物
おいしい食材が豊富な北海道の中でも「産地ブランド」として有名な十勝。畑作、酪農、畜産で発展してきた十勝はおいしいもので溢れています。じゃがいも、豆類、とうもろこし、チーズやバターなどの乳製品、ソーセージなどの肉製品、そしてワインも美味。なんとナチュラルチーズの生産量は、全国の約6割を占めています。十勝のきれいな空気と水で育まれた大地の恵みを、広い青空の下で食べられることは、何ものにも代えがたい幸せです。
十勝の小麦
一面に広がる小麦畑。十勝に来た方なら、この雄大な畑の風景を見ていらっしゃるかと思います。なんと十勝は、国内全体の3~4割を占めている小麦の大生産地なのです。面積でいうと、東京ドーム1万個分の広さ。
しかし、国内で消費される小麦は、外麦と呼ばれる外国産小麦が約9割。小麦の生産者でさえ、自分の畑で採れた小麦を食べたことがないという話も聞きます。なぜなら、小麦はそのまま食べることができず、収穫されたものを集めて、製粉、加工して初めて人々の口に入るのです。
そんな中、偶然にも十勝産のある小麦と出会い「小麦粉は袋に入っているものではない、太陽と大地が育む、自然の恵なのだ…。この粉でパンを作りたい!」という思いに駆られました。その思いが膨らみ、たくさんの人とつながりあって、現在の形へとつながっています。
もちもちとした食感、ふんわりとした甘さ、立ちのぼる豊かな香り…。この小麦の個性を生かしたパン作りを、仲間たちで日々研究し広めています。ぜひ、あなたも十勝の小麦の美味しさを体感してみてください!
<十勝産の小麦の個性を生かしたパン作りを研究しています>
十勝産の小麦の良さは、なんといっても甘い香りともちっとした歯ごたえ。 食パンやハードタイプなど様々な形にして、「おいしい」を追求しています。
十勝産小麦のパンを食べて・・・
十勝産小麦はうどん用というイメージしかなかったのですが、先生の作ったパンを食べてびっくり。 ちゃんとふくらんでくれて、もっちり美味しいパンになったんです。 十勝の大地で生まれた小麦を、自分の手でパンにする。当たり前の事かもしれませんが、とても感動しました。
(20代 女性)
家族に「安心・安全」なものを食べさせたいという思いで教室に参加したのですが、 「生産者の顔の見える小麦、パン」はどこでも食べられるものではないと思います。 甘くて、とてもいい香りのする小麦。その味を生かしたパン作り・・・。 もっとおいしいパンが焼けるよう、勉強していきたいです。
(40代 女性)
ホクシン小麦
キタノカオリ
春よ恋
<十勝で作られる主な小麦の種類>
